ホームページ制作会社の営業方法
WEBサイト運営 | 2010.06.08
「ホームページ制作会社なんだからホームページから受注できないとね!」
これは、一見正論のように思いますが、果たしてそうでしょうか?
そのホームページ制作会社のターゲットとする顧客層が、ホームページをよく使っている人であれば、ホームページから受注を取る事やホームページを活用して営業することがベストかもしれませんが、
「ホームページを見ないし、活用できていないからこれから作りたいな~」という人がターゲット顧客層であれば、ホームページからの受注はできる訳ありません。
ターゲット層の人がそもそもインターネット上におらず、ホームページを見ることが不可能なので、そこで幾ら素晴らしい営業活動を行っても何も届かないからです。
まぁこれは今に始まった話ではありません。
今回書こうと思ったのはそんなホームページ制作会社の営業口ではなく、営業内容についてです。
本業ではないところにWEB制作を受注しようとする人たち
先日、友人からこんな相談を受けました。
友人「Aさんが、事務機器の会社にホームページ制作の営業をかけられてるんだって・・・
その事務機器会社はホームページ制作を始めたらしくて、
月1万円で作ってくれるって言うんだけどどう思う?」
私「え、今頃ホームページ制作事業を始めた会社?
実績もノウハウもない会社でしょ?」
友人「デザインは悪くないんだよ」
私「え?ナビも構成もこれでいいの?」
ホームページ制作を知らない人には細かいところって分からないんですよね。
なんとなくよさそうに見えると良いと思ってしまう。
「いいものではなく、よさそうに見えるものを買う」とは経営論でもよく言われている言葉ですが、まさにその通りです。
ホームページ制作の安いと高いの違いを伝える営業
ホームページ制作会社に必要な営業は、
「ホームページ制作の安いと高いの違いを伝える事」ではないかと思います。
世の中には安くホームページを作る方法はたくさんあります。
無料で作れるホームページだってあります。
でも、「無料」や「安い」には訳があります。
高いと思われるホームページ制作にも訳があります。
必要以上に利益を上乗せしているホームページ制作会社もあるかもしれませんが、
ホームページ制作会社でぼろ儲け・・・みたいな話ってあまり聞きませんよね。
ホームページ制作は見た目以上に手間暇がかかる業種で、儲けるためにやっているというよりは、好きでやっているとか、手軽にできるのではじめたという人が多いでしょう。
ちょっと話がそれましたが、
言いたかったのは、何十万の請求をやみくもに高いと思うのではなく、かかっている作業量は知識や技術をつけるために必要な事などは分かっていただきたいという事だけで、
ホームページが持てれば何でもいいという人に必要のないオプションをつけた高いホームページ制作をお勧めするのはよくない・・・という事です。
日々自社のWEB制作技術を高め、
何ができるか?何が得意か?どんな事を思っているか?等を
WEBで分かりやすく発信していく。
そして、必要としている人に最適なサービスなりサポートなりをご説明する事・・・
これが結局は、「営業」と言われるものの核心かもしれません。