ホームページが古くなったなぁ～と判断する5つのポイント

WEBサイト運営 | 2014.09.05

新規公開した時から、ホームページの経年劣化は始まっています。
建物で言うならば、床が傷んできたり、壁が汚れてきたりする現象で、切れたり黒ずんだりと目に見えてその姿が変わります。
しかし、ホームページの場合、そのものの変化するのではなく、周りが進化する為に劣化して見える類なので、経年劣化によって、価値が下がってきていることに気づきにくいものです。
「ホームページをリニューアルしたい」というお声がけを頂くお客様からは、「そろそろ古くなったから」という事が理由として多く挙げられます。
古くなったというホームページを拝見すると、10年位前に制作したもので、見るからに古い印象を受けるケースもあります。
一方で、人によっては、そんなに古いとは感じない人もいますし、デザインによっては、制作年数がたっている割には古く感じないサイトもあります。
そこで、ホームページが古くなったと感じるポイントについてまとめてみました。

ブラウザのバージョンアップによるホームページの劣化

最近のブラウザは、知らないうちに勝手にアップデートされていたりしますので、ブラウザがバージョンアップをしている事を意識していない人も多いかもしれませんが、
ブラウザは日々（時々？）機能追加やセキュリティの向上などが行われています。
これによって、ホームページの記述の解釈のされ方が変わったりした場合、ホームページの表示が崩れることがあります。
ずれてる。
色がついた、消えた。
画像が表示されない。
文字の大きさが変わった
なんか変。
など、何が起こるか想定出来ないものですので、時々はサイト全体を良く見直してみることが必要です。

モニター技術向上によるホームページの劣化

スマホやタブレットという小さいサイズのモニター（パソコン）もありますが、デスクトップパソコンで使うモニターは、
技術の進歩によって、大きくて見やすいものが登場しています。今主流となっているのが、ワイドモニターという横長サイズのモニターです。
大きなサイズのモニターが増える事に合わせて、作られるホームページのサイズも横幅が広くなってきました。
そのため、古いホームページをワイドモニターで見ると、やけに小さく見えます。
当然ですが、ホームページが縮んだのではなく、昔はそのような小さいサイズでしか見ることができなかったという時代の進化です。

ホームページの動きが古い

動きのあるホームページと言えば、昔はFLASHが人気でした。今では、タブレットなど閲覧環境によっては表示すらされないことがあります。
また、FLASH特有のじわじわと画像がスライドする動きやフェードイン、フェードアウトも、同時流行った反動で、古い印象を与えます。
画像が切り替わるという演出自体は今でもありますが、今はJQueryを使う事が多く、分かる人が見れば、動きの違いは明白です。

ホームページで使っている写真が古い

ホームページ制作でよく使われる写真素材にも流行がありますし、次から次へと新しい写真素材が流通しています。
また、写真というのは、その時（時代）を映しているものなので、時間が経つと古く見えるケースがあります。
例えば、イメージ写真の中に携帯電話が映りこんでいた場合、スマホが主流となった今では、ガラケー自体が古さを演出してしまいます。

表現や文章が古い

内容が変わってしまったので、文章も変えなくてはいけないという事はもとより、
キャッチコピーや宣伝手法も時代によって変わるものです。
以前は、とにかく安さを強調するとよかったり、文章量が少なくてもよかったりしたのですが、
今は、長い文章できちんと説明することが差別化として求められています。
となると、文章のトーンや構成について見直す必要があるかもしれませんね。

以上、専門的な知識がなくても古さが分かりやすいポイントをまとめてみました。
このほかにも、デザイン的な流行や色の流行などもありますし、ソースコードを見ると記述方法の流行もあります。
ホームページの大きな変更をするのは、時間的にもお金的にも簡単にはいかないことも多いので、
なるべく早くホームページの古さに気づき、出来る事は随時修正をしながら、計画的にサイト運営していけるとよいかと思います。