ワードプレスやMTでサイト制作をするときに理解しておきたい構造のツボ
Movable Type, WEB制作の小技や機能, WordPress | 2013.08.30
「ワードプレスを使えばホームページなんて簡単に作れるんでしょ?」という雰囲気も広がりつつありますが、ワードプレス、MTといったブログシステム(CMSシステム)は、『いわゆるブログ+説明ページ』という使い方だけでなく、もっと色々な使い方ができる大きな可能性を秘めたツールです。
サイトの目的や用途に合わせて、アレンジをするためには、このCMSシステムの構造を理解しておくと、新たな発想も生まれやすいのではないかと思います。
そこで、今更ながらですが、構造のツボについてまとめてみました。
●ブログと固定ページの違いを理解する
ブログ部分は、複数のカテゴリーとそれに属する複数の記事を束ねるコンテンツ作成ができます。
代表的なものが、複数のスタッフがそれぞれ記事を書いていくスタッフブログです。
お知らせというひとつのカテゴリーで一つのブログを作成する方法もありますが、スタッフブログのいちカテゴリーを「お知らせ」にするという方法もあります。
どちらの場合も、お知らせの記事一覧の取得はできますので、意味を考えてふさわしい構造を選ぶ事。または、運用を考えて使いやすい方法を選ぶとよいでしょう。
例えば、お知らせ記事の更新は特定の人だけに権限を持たせたい場合、複数のスタッフがログインするブログ内のカテゴリーにしてしまうと都合が悪くなります。
逆に、スタッフがお知らせ記事も更新するのであれば、同じブログで更新できる方が効率がよいでしょう。
●使わない機能をそぎ落とす事も可能
SNSの登場などで最近はあまり使われなくなってきていますが、ブログ記事へのトラックバックやコメント機能。
さらに、記事の一覧ページや詳細ページそれ自体も、必要ないのであれば表示させない事が可能です。
写真ギャラリーやスケジュールなど、何をどう見せたいかが分かれるコンテンツは、一工夫するとすごく使いやすいオリジナルシステムのようにできる事があります。
●ブログシステムの中に複数のブログシステムを持てる
MTの場合標準機能で、ワードプレスの場合、マルチブログという設定をすると、ブログの中に複数のブログを作る事ができます。
ひとつのコンテンツとして使うこともできますが、サブドメイン(ドメイン)で別のサイトとして使うこともできます。
あらかじめ計画的に作成しないと複雑な事になりかねませんが、上手く設計するとかなり大きなポータルサイトのようなものも構築が可能です。