HP制作の見積料金に隠されているカラクリ
WEBサイト運営 | 2014.02.06
「ホームページを作りたいのですが、いくら位でできますか?」
最初のお声がけとして、ホームページ制作の見積や料金についてのお問合せとして、聞かれることの多い言葉の一つですが、昔に比べて、「何ページだから○○円位です。」とは言いにくいことも多く、これは、制作依頼者にしても制作会社にしても、取りあえずの目安として聞いている傾向が多いかと思います。
話のきっかけであったり、大体の予算や費用感であったりすることも多く、制作の提案内容によっては、
「そこまでできるのなら、予算を上げることも可能だよ。」とか
「単価が高いから、予算はもっと下げたい。」等と、予算の数字自体が変化することも少なくありません。
ホームページを作りたいと思ったときに、まずはいくつかの制作会社をリサーチして、気に入った数社に問い合わせてみるというのが、よくある方法の一つですが、その先に、取りあえず見積もりをということで、取り寄せた数字が高い場合。見積もり金額だけで選んでしまうことはミスマッチの原因になりかねません。
ホームページ制作は材料費などの原価がかかるサービスではないので、都会の一等地に豪華なオフィスを用意していたり、特別に高額な給料を得ていたりしているわけでなければ、理屈的には、制作料金に大きな開きは出ないはずです。
見積もり金額が大きく違う場合は、大抵制作内容が違うことが多いので、見積書に書かれている金額だけでなく、どの様な制作内容でその見積もり金額を出しているのかという事が重要です。
見積もり料金が安いからという理由だけで、いざ発注してみたら、あれもこれも追加料金がかかって、結局他者の見積もりより高額なってしまった・・・というような話は、どの様な業界でもよくありますが、そうならないためには、見積もり金額の安さではなく、料金体系が細かい『別途追加費用』となっていないかという事や
トータル的にお互いに過剰な無理が生じていないかというような広い視野での確認が必要でしょう。
そもそも、ホームページは作って終わりではなく、修正や追加をして運営していくことでサイトからの問い合わせが増えたり、売り上げに貢献するメディアに育ったりという性質のものです。
ですので、1回限りの制作の見積として得をするような業者を探すだけではなく、運営の予算も余裕を持っておいたり、長期的に付き合える人かどうかを見極めたりという視点で、見積書を検討してみると、希望に合った制作会社選びができるかと思います。