納期遅れなくホームページ制作をスームズに進行させるための3つのポイント
WEB制作の小技や機能 | 2011.02.04
ホームページ制作とは「思い」や「考え」といった見えないものを形にしていく部分が大きいので、制作途中や制作後に修正が入る事は仕方のない面があります。
しかし、全体を考えて作成したデザインや、様々な要素の複雑に絡み合ったシステムなど、後から修正をする事が非常に困難な部分が沢山あることもまた事実です。
そこで重要なのがWEBディレクションという進行係の役割です。
WEBディレクションはクライアントの話を聞いて作業者に伝えるだけと思われてしまう事もありますが、ちょっとした事でホームページ制作全体をスムーズに進行させることも可能です。
これは、作業者の楽になるという事ではなく、作業者の持っている力を存分に発揮できる事につながります。また、クライアントの思いがより的確に実現できることにもなります。
悪い制作者でなければ、「いいものを作りたい」という思いはクライアント様と同じです。
スムーズな進行をし、決めるべき事を順次決定して、制作を重ねていく事によって、構造的に無駄なく、全体的にもテーマのまとまったサイトが制作でます。
そこで、スムーズなホームページ制作の為のポイントをまとめてみました。
(1)イメージや要望は、言葉や図という『形』にして残しておく
「シンプル系を希望していたのに気がついたらあれもこれもと要求が増えてごちゃごちゃになってしまった・・・。」
この様な方向転換に気付いたら、「最初の要望は○○でした」という事を示し再確認をする必要があります。その都度の感情で決めていくと方向性を見失う恐れがあります。
(2)『後で修正出来る部分』と『出来ない部分』を明確に伝える
基本的に、全体のデザインテイストとナビゲーションは制作着手後(デザイン決定後)に変更するのはタブーです。
後で修正できない部分はプリントアウトしてデザイン画像上、ペンで色付けするなどして「この部分は後で変更できません」という事をビジュアル的に確認すると伝わりやすいです。
後で修正が入った場合でも、そのデザイン画を見せて、「この部分は後で修正できないと伝えてありますので・・・」という交渉をすれば、無茶な修正は少なくなると思います。
逆に、各ページのコンテンツ部分は、後で変更できますので、その部分の原稿や確認でウェイティングしている時間は短縮することで、サイトの完成が早くできます。
(3)最初にスケジュール表をつくり共有する
納期(完成日時)が決まっている場合でも、前半にゆっくりしすぎて、制作時間が足りなくなってしまうことがあります。また、振り返ってみると、制作時間よりも確認時間の方が極端に多い事も・・・。さらに出来上がったものを見てから改めて発生する要望もあります。出来る限りのことを想定してスケジューリングをするのですが、想定外のことの連続・・・というケースも少なくありません。
ですので、カレンダーの様なスケジュール表に制作期間は○日~○日、その確認が○日~○日、修正が○日~○日、デザインは決定は○日まで。というように書き込んでいくと今何をすべきかがその都度明確になります。
この様な具合で、スムーズな制作が出来るように心がけてはいるのですが、このあたりはWEBディレクションの永遠のテーマでもあります。
クライアントサイドの方も、制作サイドの方も、スムーズな進行の為のコツなどあれば、ぜひ教えて下さい!